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ノロウイルスや手足口病、プール熱にヘルパンギーナには手洗い、コロナやインフルは手指消毒🤔 なんで?
ウイルス感染症の予防に必要な「消毒」と「手洗い」の違いとは?
ウイルスによる感染症対策として「消毒」や「手洗い」がよく取り上げられますが、それぞれの効果や使い方には明確な違いがあります。正しく理解して感染症対策に役立てましょう。
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消毒と手洗いには目的や作用に違いがある
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ウイルスの種類によって有効な方法が異なる
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状況に応じた適切な手段を選ぶことが重要
ウイルスの種類で消毒効果が変わる理由
ウイルスは構造の違いにより大きく2つのタイプに分けられます。消毒効果はこの分類に大きく関係しています。
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エンベロープウイルスは脂質膜を持つ
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ノンエンベロープウイルスは脂質膜を持たない
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アルコール消毒が有効なのはエンベロープウイルスのみ
消毒剤の種類とその使い分け方
消毒剤には主に「アルコール系」と「塩素系」があり、それぞれに特徴と注意点があります。ウイルスの種類や使用場所に応じて選びましょう。
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アルコール系は手指消毒に適している
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塩素系はノンエンベロープウイルスに効果がある
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塩素系は手肌や金属、布に対する刺激が強い
塩素系消毒剤の特徴と使用上の注意点
塩素系消毒剤には強力な殺菌効果がありますが、取り扱いには注意が必要です。
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ノンエンベロープウイルスを不活化できる
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皮膚に対する刺激が強く手指には使用できない
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金属の腐食や布の脱色を引き起こす可能性がある
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紫外線や有機物によって成分が分解しやすい
アルコール系消毒剤のメリットとデメリット
アルコール系は広く使われていますが、万能ではありません。使い方によっては効果が発揮されにくい場合もあります。
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手指の消毒に広く使用されている
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保湿成分の添加などで手荒れ対策されている
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金属や布などに対する影響が少ない
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アクリル樹脂や塗装面には注意が必要
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最も効果があるのは80%前後の濃度
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濡れた状態で使用すると濃度が低下する
ノンエンベロープウイルス対策に最も有効なのは?
特に感染力の高いノロウイルスなどには、消毒だけでなく物理的な洗浄が推奨されています。
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ノロウイルスは100個程度で感染が成立する
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次亜塩素酸ナトリウムの高濃度使用が推奨される
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手指や便座などに使うと肌荒れや素材破損のリスクがある
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アルコールでは不活化できない
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物理的に流水で洗い流す方法が効果的とされている
これからの感染予防に求められる消毒剤とは?
効果だけでなく、生活環境に合った使いやすさも重要です。今後は実用性と再現性を兼ね備えた製品が求められます。
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肌にやさしくノンエンベロープウイルスに効果がある
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紫外線や有機物に影響されず安定している
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日常生活で効果を再現できる製品が望ましい
✅ 有効性のポイント
SS-P3EXせいけつさんスプレーは以下のような特性があります
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精製水よりも肌に優しい
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ノンエンベロープウイルスに対して有機物負荷下で完全不活化(検出限界以下)
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アルコール不活化が難しいウイルスにも効果がある
これらの点から、アルコール消毒では対応できないウイルス対策として大きなメリットがあります。特に:
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ノロウイルス
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手足口病ウイルス(エンテロウイルス属)
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アデノウイルス(プール熱などの原因)